タケノコ

タケノコ

このブログを読んで頂いている方って、顔は見えないけれどほぼ関東圏の方なのではないかと推測していますが、実は毎月実家の福岡に帰っています。

そして独居の父の介護をしたり、ご飯作りや、掃除や、庭(というには広すぎる)の木のお世話をしたりしています。

帰る度に父が弱っていって、今までできていた事が出来なくなっていって、家が荒れて行くのに胸が詰まるのですが、外に出て、もじゃもじゃに伸び切った木の枝を刈ったり、落ち葉を掃いたりしていると、自然に心が整ってきます。

土地は一人で世話するにはかなり広く、大きい木が沢山あるのですが、元気な時は父が一人で草を刈り、枝を切り、畑もやっていました。

特に大きな大きな楠の木があり、今新芽のシーズンで、どんどん古い葉っぱが落ちるので、うちの周りは枯葉だらけ!

月に5日間の帰省の間に「ナンディみやこルーム」という名前で、実家の二階でほんの数人ですがバイオダイナミクスのセッションもやっているのですが、大きい木々に囲まれた二階でセッションするのは、本当に気持ちが良いのです。

いつか東京のクライアントさんたちにも来てほしいなあ、といつも夢想しています。

ここでおひさまの光を浴びながら、土の匂いを嗅いだり、散歩したり、時には落ち葉を掃いたり、植物の世話をすると、それだけで元気になる人たちもいるのではないかなーと思ったり。

朝のお散歩から始まって、一緒にご飯を作ったり、そういう気分じゃない人はのんびり過ごしたり、セッション受けたり、ムーブメントのクラスをやったり、何かしらのものを収穫したりね。

もう畑はやってなくて放置状態なのだけど、周りの野生の植物さんから、毎月自然の恵みの何らかの収穫物があって、それも楽しみの一つ。

もう間に合わないかなーと思ってたタケノコが、裏の竹藪にいくとまだありました!

セッションのお客さんにもお裾分け。男性のクライアントさんには、自ら掘って持って帰ってもらいましたが。。

甘夏もまだまだ採れます。

毎年モジャモジャ出てくるギボシも食べれるんです。少し滑りがあって、それが美味しい。

あと蕗もちょうど良い感じに大きくなっていたので煮ました。

勝手に毎年生えてきてくれる食べれる植物シリーズ、本当に嬉しい。

いつも感謝して、そして父を守ってくれるように大きな木たちにお願いしています。

来月は何があるのかなー。バラや牡丹も蕾が膨らんでいたから見たいけれど、タイミングが合わないと見れないのがちょっと残念なのです。。

福岡方面の方、ナンディみやこルームの5〜7月のスケジュールはこちらです⇩

5月17(火)18(水)19(木)20(金)

6月22(水)23(木)24(金)

7月19(火)20(水)21(木)

 

 

 

春が少しづつ少しづつ。

春が少しづつ少しづつ。

前回の投稿から、気づけばひと月以上が経っていました。

2月恒例の苦行の確定申告も終わり、3月になってからは忙しさがヒートアップした毎日でした。

3月は身体が春を迎えるに当たって変化する季節。心も体も変調を来しやすいのです。

なので、セッションも自然と増えるので、私も気合を入れています!

過去、3月にぎっくり腰になったことがあるので、ならないように屈むときに気合を入れるとか!

スギ花粉症でもあるのですが、ここ2、3年はあまり症状が出なくなっています。

ただ、忙しかったりするとドバッと症状出ちゃうこともあるので、そうならないように、上手く休んだり、相変わらず水キムチを食べたりしてます。

腸内細菌のクラスの後は、やる気満々でグルテンと砂糖抜きをしてましたが、今はまた食べちゃってます。

グルテンと砂糖の入ったものって、もれなく美味しいのでその魔力に負けて。。

そしてインスタにはちょっとシェアしましたが、今月も実家に帰って、せっせと外仕事に励んでました!(セッションもちょこっとはしてますが)

実家にいると、なんと夕食が6時とかなのです。

東京にいると夕食は早くても8時だし、遅い時は10時過ぎとかになってしまうのだけど、実家の父は7時とかには布団に入ってしまうので、それに合わせると自然に早い夕食になってしまうし、早寝にもなります。

行ったり来たりの生活は、自然のリズムを整え直す時間にもなっているようです。

植物に触れ、お日様をいっぱい浴びて、そこから収穫したものを頂き、ぐーぐー寝る日々でした。

帰ってきてすぐの春分の日は、「ドリームワーク番外編」でおとぎ話を使った1デーでした。

そちらもかなり面白かったのでシェアしたいのですが、長くなりそうなのでまた後日で。

そしてそして、ウクライナとロシアの戦闘も長引いていますね。

いろんな情報や意見が交錯しているので、何を指標にしたら良いか分からなくなってしまいますよね。

本当のことはその場所にいなければ分からない。というのが長年旅をしての実感なのですが、

私は人生を通じて、非暴力でありたいなとは思っています。

未熟ではありますが、自分の中にある暴力性を認めつつ、それを使わないでいれるようになりたいです。

それぞれ色々な貢献の仕方があるとは思いますが、今の自分にも何かできることがあるのではないか?と思っている人がいたら、チベット仏教の慈悲の瞑想、トンレン瞑想をすることをお勧めします。

3.11の後も、何度もみんなでこの瞑想をしました。

一人でやることもあるし、友人と二人でやったこともあります。

このブログでも何度かシェアしている気がしますが、改めて下記にやり方を書いておきますね。もしも使ってもらえれば幸いです。

今だと戦争そのものや、病気や怪我の苦しみ、や政治に翻弄される人々や、戦闘で破壊された場所に向けることも出来ます。

~トンレン瞑想のやり方~

まずは自分の坐っている床を感じて、2~~3回、自分の呼吸を感じてみてください。

次に自分を育んでくれたり、愛情や優しさを与えてくれたものや人を思い浮かべます。

それは両親や兄弟、友人や恋人かもしれないし、動物や自然かもしれません。

その存在をを感じた時の、色や温かさや質感を感じます。

自分の中にその優しさや暖かさが広がって行くのを感じてみてください。

次に、痛みや苦しみのある場所を想像してみます。

戦争に翻弄される人や、病気や怪我、そして戦闘で破壊された場所を想像してみます。

そこに色や重さは感じられますか?

スモッグや、暗い雲のようなイメージかもしれないし、実際に世の中にあるあらゆる苦しみや悲しみの場所かもしれません。

自分の周りにいる病気や苦しみを抱えた人特定の人に向かってかもしれません。

そして、自分の中にある痛みや困難や苦しみや孤独感にもスペースを与えます。

そしてそこにも「こんにちわ」をいうように息を吸い込みます。

吸う息で、苦しみや重さ、痛みを吸い込んで、吐く息でその温かさや優しさを、痛みや苦しみにふきかけるように息を吐き出します。自分のからだの中で化学反応を起こすようなイメージです。

うまくいかないなとおもったら、ただ自分自身の呼吸を感じて、またトンレンに戻ります。

急いだり、焦ったり、たくさんやろうと想う必要はありません。

自分のペースでやってみてください。

10分間の時間をとります。

 

 

 

 

無意識の探求

無意識の探求

先週末から、超バタバタな日々。

やっと週半ばになって落ち着いてきたので、ゆっくり咀嚼中です。

4ヶ月に渡るGAP(ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティス)で夢を探求するドリームワークがおわりました。

夜寝ているときに現れる無意識の世界を探求するやり方、とてもとても有意義な時間でした。

その最後の回は、息子との休みが重なってしまった為、急遽近所の会場を取って、またもや30畳の和室に一人で贅沢にオンライン!

クリスとシャロンさんのメイン講師チームが2:30に去って、午後は日本人チームがクラスをリードするので、急いで会場から家へ。

ホストもやっているのでブレイクアウトルームを作ったり、チャットにやり方を書いたり、ペアの組み合わせを作ったり。

なかなか忙しいのですが、その隙間を縫って自分の夢の探求もできました。

一月は、バイオダイナミクスのクラスが2つもあって、横浜のバイオ先輩と組むためにホテルに泊まったり、次の実習ペアのパートナーの友人が石垣島から来たり、とバイオ関係でバタバタしすぎてて、夢を見る間もないくらい。。。

と言っても、きっと見ているんでしょうね。

1月の数少ない夢では、久しぶりに21年勤務した介護の職場が出てきたこともありました。

ショートステイに来ていた男性利用者の帰宅の日で、私が帰る前のトイレ介助をして送り出していた。

ふと気になって元同僚にLINEしたら、その夢の数日前にその方は亡くなっていました。

挨拶に来てくれたのかな、真面目な方だったからなあ。。。

クラスの隙間を縫いつつ、ホストルームで行った探求も素晴らしかった。

「今日は最後のクラスだからー」と無理やり見た夢は、ほんの一瞬のワンシーンのみ。

それは白い画用紙の向かって右側に開いた四角い小さな穴。それだけ。

その穴はグリーティングカードなどに良くあるように、小窓のようになっています。

夢を現在形で語ったあと、その穴に話しかけたらいきなりブワっと涙が出てきました。

「穴さん、私はその暗くて見えないあなたの向こうに何があるか知りません。でもあなたの中に入ってみたい」

ゲシュタルトのやり方では、直接話しかける事が出来たら、なる(enter)事ができます。

穴としての私が言いました。「私は、幅は広くない、狭いけど深い。まるで井戸のように下の方に深く伸びている。自分でもどれくらい深いかわからない」

「広くはないけど深い」「暗くて見えない穴に入ってみたい」「自分でもどれくらい深いかわからない」など自分の中から出てくる言葉が、無意識からの自分への励ましに思えて感動してしまった。

今自分の立っている場所はここなんだなあと。

若い頃から、自分が一生をかけて探求し続けることの出来る道を探していて、ボディワークやバイオに出会った。

このエネルギーもからだも心も含めた探求を、私は私なりのやり方で深めていっているんだなあという事にじーんとしてしまったのです。

石の上にも三年だけど、いやもっともっと、死ぬまで探求は続くのでしょう。

 

 

 

急募!2月7(月)1枠空きました。

急募!2月7(月)1枠空きました。

急募!2月7(月)
隔月で開催している「花の癒し手の癒し」フラワーエッセンスとバイオダイナミクスのコラボセッション@茅ヶ崎スペーストネリコですが、10時〜1枠に空きが出ました。
ご予約希望の方は、お申し込みフォームにて承ります。
折り返し場所の詳細をお送りします。
フラワーエッセンスのセッション約40分とバイオダイナミクスオステオパシーの施術40分の両方を受けていただけます。
体と心の両方から働きかけることで得られる相乗効果を是非体験してみてください。
以下詳細
2月7(月)10時〜
場所:神奈川県茅ヶ崎市
料金:7000円(二つのセッションで)
プラクティショナー
フラワーエッセンス吉田地子(スペーストネリコ)
バイオダイナミクス中川洋美(ナンディルーム)

バイオスタディグループ

バイオスタディグループ

今日から2月ですね。

この週末はバイオダイナミクスのスタディグループ・オンラインに参加していました。

トムのクラス。

1月は、腸内細菌のオステオパシー的治療と、このスタディグループとで2回も講座を受けてしまった。。。

かなり濃厚で多岐に渡る内容で、お腹いっぱい。たくさん学びました。

このクラスは、決まったカリキュラムがある訳ではなく、スタディグループなので、質問や興味によって構成されていて、今回は参加者の事前質問を中心に進んで行きました。

最初は甲状腺の治療について。

が、ぶっ飛ばしの二時間。アメリカ人は、土壌にヨードがないので、ヨウ素不足になりやすいらしく、低甲状腺の問題を抱える人が多いらしい。

日本人はヨードを含んだ食品多いですけどね。

オステオパシーと、エソテリックの混ざり合ったような、かなりなボリュームの話を聞いた後で実技。

甲状腺や迷走神経に対する理解が少しだけ深まった気がします。

今回は、実技のパートナーに遠方からナンディに来てもらって、お互いに施術をし合いました。

ハワイとの時差もあるので、朝8時から初日は3時過ぎまで。

その後、前回の腸内細菌のクラスの復習なども彼女としたりして、濃厚かつ有意義なクラスでした。

今回のスタディグループは少人数だったので雰囲気もよく、トムもコロナの苦境でみんなが治療に苦労したことで成熟したのではないか?と言ってくれました。

2日目も遠隔治療も学べて、スティルネスの中で自分が深く入れてワーク出来たのは満足しています。

臨床に活かせるよう、更にブラッシュアップせねば!(と毎回思ってます)

 

腸内微生物の世界

腸内微生物の世界

なかなかブログを更新できず、気づけばもう一月も後わずか。。

「my gut feeling」という、腸内細菌マイクロバイオーマの世界と、腸内環境や自律神経系を整えるバイオダイナミクス・オステオパシーの治療を学んできました。

コロナのオミクロン株が猛威を奮っている今こそホットな、免疫にも関わる腸内細菌ワールドを教えてくれたのは、ドイツのオステオパスのノリ・ミッタさん。

タイトルの「my gut feeling」直訳すると直感ってことだけど、腸で感じる、腸内環境がいかに大事かということを、経験豊かなオステオパスの先生にたっぷりと教えていただきました。

ノリさんは元々ナチュロパス(自然療法家)だったということもあり、自身のクリニックでは、食事やサプリメントの指導や処方とオステオパシーの治療を組み合わせているらしいです。

体内にある微生物同士のネットワークが、私たちの精神的、肉体的健康に及ぼす影響のその多彩さに慄きました。

ノリさん曰く、何かしらの病気が発病する10年前にはすでに腸内で何かしらの変化が起きていると言ってました。

腸と脳の関係も迷走神経でダイレクトに繋がっていることを思うと、ストレスが全身に与える影響が多岐に渡るのも、うなづけます。

今は子供に簡単に抗生物質を処方しすぎることで、子供の腸内細菌の環境が良くないとも、言っていました。

発達障害や自閉症や腸内細菌との関連性もあるらしく、バイオプロテクスの投与で脳内のネットワークに変化がおきるケースも多々あるらしい。

確かに自閉症の方にボディワークをしていますが、食の偏りも強いので、微生物を増やすのは不安やパニックを和らげるのに役に立つ気がします。

出産で膣内を通ることで最近のシャワーを浴びることや、母乳による母親からの腸内細菌のパスが、子供の健康にかなり関与しているという話も。

オステオパシートリートメントで自律神経を整えることは、腸内微生物の喜ぶ環境を作るということでもありますね。

ハッピーホルモンで有名なセレトニンも95パーセントは腸内で作られているらしいので、腸内細菌を良い環境にしておくことが不安や心配を軽減することにも関与しているらしい。

腸内の細菌の多様性も大事らしいので、皆さん菌活しましょう〜〜。

日本の発酵食は、多分世界に誇る、腸内細菌が喜ぶそして増やす食事ですね。

私も、発酵を見直し、腸内細菌が喜ぶ、麹漬けを使ったり、水キムチを作ったりし始めました。

クラスの中で、不耐性の食事(砂糖、グルテン、乳糖、果糖、ヒスタミンなど)をチェックするやり方も習って、どうも私は砂糖とグルテンがあんまりよろしくないらしいので、今できるだけ抜いてます。

しばらく抜くと、多少摂っても良くなるらしいので。

菌活+不耐性の食事を避ける+オステオパシー的施術で、かなり具合が良くなる可能性が見えてきました。

ナンディルームの消化器系施術、今後増えていきますよー。

(写真はぷくぷく発酵水キムチ)