2月からの、BEO(バイオエナジェティックオステオパシー)のクラスが終わりました。
コース1、7、9と参加して、昨日がコース9の最終日でした。
バイオのコースは、9で終わり。コロナで一年間クラスが開催されなかったので、10年かかって卒業しました。
と言っても、私が参加したのは実は2周目。2周目のクラスメイトたちとも今回でお別れです。
このクラスは、最初は参加者が多く、一つのコースに対してクラスAとBの2クラス、合計80人の大所帯でした。
それが最後は4分の1の20人にまで減りました。10年の間にバイオを巡る状況にも変化がたくさんありました。
バイオダイナミクスの創始者のジム・ジェラスがコロナ禍に亡くなり、トムはバイオダイナミクスからBEO(バイオエナジェティックオステオパシー)へと教えを変容させ、コロナでzoomでのクラス開催を経て、長年日本で教え続けてくれたトムからドイツ人のヤンへとBEOのバトンが渡されました。
そしてヤンが講師の2年目の今年のクラス。
初来日の去年より更に良いクラスでした。
ヤンの醍醐味は、瞑想で感覚を体験させる事だと思うのですが、3つのクラスを経て、たくさんスティルネスに浸ったおかげで、今まで知覚できなかった感覚が得られるようになったのが大きな収穫でした。
場も深くてすぐに治療が始まるので、そこでの施術は本当にやりやすかった。
それを自分のセッションルームに持ち帰って、どれくらい深くできるのか?というのが今後の課題だと思います。
そして今回の山場は、コース9を終了するにあたってのディプロマテスト。
テストというものが苦手で、緊張するタチで自信がなかったので、なかなか受ける気にならなかったのですが、去年勇気を出して受けようとしたら、まさかのトムが来日しないということになり延期になったこのディプロマテスト。
トムの時は「カウンターストレインと筋膜リリースから入ってバイオの治療をやる(30分)」というもの。
コース9のクラス中に発表されたヤンのディプロマテストのお題は「組織を通して生命が表出できるのがオステオパシー」ということで、「組織の変化を感じることをやる」(しかも7分で!)というテストの内容。
何が出るかはわからないまま、マンツーマンで実習をテストするので、クラス3日めの午前中はテストのみ。
2日めの夜はいろんなところでテスト対策の練習が行われたに違いないのですが、私たちも部屋で7分を計ったりして、筋膜リリースで肩関節回したりとか練習してました。。。
当日、私と実習パートナーのちほちゃんの開始は10時50分から。
クラスルームに行く途中に試験が終わったルームメイトに様子を聞くと、まさかのヤンからそれぞれ違ったお題が与えられるらしいということがわかり、愕然。。。。「膝をやって」とか「肘の治療をして」とか。しかもその場でその人にあったお題が与えられるらしい。。。
ガーン。。。「第三肋骨の治療をしてください」という人もいたらしい。
テストのワークルーム前のソファで瞑想していると、緊張が高まってきます。
いかんいかん。平常心で。いやー、もうダメ、絶対無理。。。などと瞑想に入れずにいると、何と胸の前に長年学んできたトムが現れて「大丈夫、君なら出来る。you can do it !」と励ましてくれたのです。
本当に目の前にあまりに近い場所に時空を超えた、リアルなトムの姿と声にに思わず涙が。。。
お陰で、ワークルームに入ったら全く緊張せずに、試験を受ける事ができました。
因みに私のお題は「お腹の痛い患者さんを治療して」
そして練習したカウンターストレインと筋膜リリースを披露する機会はありませんでした。。。
結果は全員合格。
ディプロマには、アシスタントしてたことにも触れられていたので更にじーんなのでした。
こうやって学んだものをクライアントさんに還元できるように更に活かして行きます。