バイオエナコース5

バイオエナコース5

5月の最後の週末はバイオのコースでした。

コロナ始まって以来初のリアル開催でした。コース1から関わっているクラスに今年もサポートで参加させて頂きました。

トムには二月に会っていたのでそんなに変わった感はなかったけれど、毎年ほぼ同じメンバーで一つずつ上がっていくクラスにはまた違った味わいがあって、参加させていただいて本当に感謝でしたし勉強になりました。

このクラスは少人数でみんな仲がよく、温かくてアットホームな雰囲気なのもとても居心地がよく、これこそがバイオでとても大切なエッセンスなのではないかと思いました。

二元性を超えたワンネス、ハートの共鳴を通して治療が行われるというのがトムの教えのエッセンスなので、このクラスはそれを体現している気がしました。

そして今回、トムの治療をがっつり受けることができたのも、ギフトでした。

チェックで触ってもらうことはあっても、なかなかトムのがっつりセッションを受ける機会はないので、歓喜のプルプルでした。

ベッドに横たわってトムにハートのあたりに触れられた途端に涙が溢れてきて、みんなは静かにセッションしているので「やばい、大声で泣いてしまいそう、でも邪魔したらいかん。。。。」と焦りながら耐えました。父のことが浮かんできたり、自分では大丈夫だと思っていたここしばらくの色んなストレスやプレッシャーが表面に出てきて、その大きさに自分でも驚きましたが、その大波に溺れそうになりながらもなんとか居続けると、徐々に波がスーッと引いていって、静けさがやってきました。

アジナ(眉間のセンター)から上につながる流れの光のスレッドが出てきてそれを見るともなく見ていると、いつの間にかより深いスティルネスの中に落ちていました。

トムが手を離して終わったなと思った瞬間に、両方の目から溜まっていた涙がツツーっと落ちていきました。

トムがお腹のところにティッシュを置いてくれた優しさがまた静かに沁みました。

人生って長いようで短いけれど、私にとってこのバイオは一生学び続けるのに大きすぎるくらいのもので、今までああ、もうできるようになったからいいや。と思ったことはないです。

そしてそういう大きいものに出会えたこの人生に深く感謝しています。

その日の夜は、これまでにないくらい、真っ暗な世界に落ちていくように深く眠れました。

4(日)からはコース7!今度は純粋生徒で参加します。

それもまた楽しみです。

またご報告しますね。

 

からだの声を聞くワークショップ6月のお知らせ

からだの声を聞くワークショップ6月のお知らせ

5月が駆け足で過ぎて行きますね。

昨日の夏日とは打って変わって今朝はひんやりとした雨。

気温の変化にも、気圧の変化にも追いつかないような、激しい落差ですね。

さて、去年一年はお休みしていたからだを探求する時間、「からだの声を聞くワークショップ」を再開します。

4月から始めようとしていましたが父の看取りでやむなくキャンセルしました。諸々の状況も落ち着いてきたので6月からスタートしたいと思います。

今後は隔月での開催を予定しています。

日程 6月29(木)10時〜12:30分

料金3千円

場所:ナンディルームにて

動きやすい服装でお越しください(寝転がったりするのでスカート不可です。こちらで着替えることもできます)

定員4名です。

今回のテーマは「呼吸」にしました。

呼吸は生まれてから死ぬまで、ずっとわたしたちを支えてくれる朋友です。

呼吸の動きを感じるエクササイズや、からだへの気づきを通して、より充全に今この瞬間のからだを味わう時間を過ごしたいと思っています。

からだや呼吸に気づきを向けたり、、感じたり、動かしたり、声や音を出したり、二人組でやるエクササイズもやる可能性があります。

ご予約お問い合わせはお申込み・お問合せよりお願いします。

一緒にスローダウンしてからだと過ごしましょう!

コンティニュアム・ムーブメントとグリーフ

コンティニュアム・ムーブメントとグリーフ

ゴールデンウィークの後半3日間は、コンティニュアム・ムーブメントのクラスでした。

踊るヨガとも言われるこのワークを、地味ながら長年に渡って続けて来ています。

子育て中は優先順位がどうしても後回しになってしまい、合宿に参加することはなかなか出来なかったけど、コロナでオンライン開催が普通になった今では、高野山の合宿でしか受講できなかったスーザン・ハーパーのクラスを続けて受けることが出来てこの上ない幸せでした。

ピラティスやヨガに比べると相当にマイナーなこのワークは、呼吸と音と動きを使った体の探求です。

コンティニュアム・ムーブメントに関してはクロニックスチューデンツのウェブサイトに詳しく書かれています。

このムーブメントの良いところは決まったポーズをするのではなく、からだの内側に特定の音や呼吸を使って入っていき、その響きがからだに与える影響をゆっくりじっくり感じていくことです。

今ここで起きている純粋な自分自身のからだの感覚を、ありのままに感じる時間が私がこのコンティニュアムの好きなところ。

あくまでからだが主体であり、自分を支えてくれる床のサポートや空間を感じながら、からだが動きたいようにゆっくりと体の衝動に身を委ねています。

そこでポイントになるのは液体としてのからだや、空間の中での存在。そして、ただありのままの体を感じる「オープンアテンション」という静かな時間。

今回の3日間は、大きなグリーフ(悼み、死を嘆く)の時間でもありました。

父を看取って見送って東京に戻ってきてから思った以上に忙しく、なんとなく自分に大丈夫と言い聞かせながら日々を過ごしてきた感じでした。

ゆっくりと、自分自身のからだに起きていることにちゃんと時間をとっていないなとは感じていましたが、それを充分感じるのを恐れているようでもあり、ここは自分に優しく無理をしないようにとも思っていました。

クラスの1日目にゆっくりと自分のからだを感じていく時間をとると、父への愛情や、もう会えないことを悲しむ気持ちが痛いほどに噴き出してきました。

横に開いていく「E」の音と、マーラブレスという数珠のように呼吸の音を一音一音落としていくワークを、胸と頭蓋とお腹に響かせていると、体の内側から天岩戸が開いていくように愛と悲しみの混ぜこぜになった光のようなエネルギーが痛いほどに噴き出してきて、涙も出るけど、そのパワフルさに圧倒されてしまい、波にさらわれていくように「今ここ」にいれなくなってしまいそうでした。

涙を流しながら、悼みと痛みに身を任せながら、ただその情動に身を任せていました。

講師スーザンはアメリカでのオンラインでしたが、集まれる人は東京の会場でみんなでワークをやっていたので、生身の存在それぞれが、自分の探求をしているその存在感や音や息づかいがすごくサポートになりました。

1日目が終わって、思った以上に感覚と感情を使い果たしていて、次の日の朝起きた時にはくたくたで電車に乗る気力がなかったため、2日目は自宅で一人でzoom参加をしました。

これもまたよかったです。

二日目は五元素の一つ一つをワークしていったのですが、その中の土のワークで大地のサポートを感じながら、骨に音を響かせてワークするのが自分をグラウンディングさせてくれました。

自分を支えてくれる骨の存在が今まで以上に立ち上がってきて、「私」を支えてくれる「容れ物」であるということが改めてありがたいなあと思いました。

そして気づけば、昨日の感情の嵐は過ぎ去り、どっしりとした安定感と静けさが自分自身を包んでいました。

その日は満月の日でした。

父がこの世を去った日が新月でちょうど半月が経っていたのも偶然ではないのかもしれません。

3日目の朝はさっぱりと生まれ変わったような気分で目覚めました。

3日目は、将来的にコンティニュアムを教えることを目指す人のクラスでもあり、3人組になってそれぞれが一つのパーツを教えます。

興味深いなと思うのは、同じワークを学んでいても興味の方向は結構違うこと。自分がコンティの何が好きで何に興味を持って学んでいるかが教える姿勢を通しても現れてくるのです。うむむ。面白い。

自分が教える役割をするということは自分をよりグラウンディングさせ、シャキッとしますね。

そんなこんなで、からだに取り組む3日間が濃ーく終わって行きました。

やっぱり私は充分にからだを味わうのが大好きです。そしてあらゆる感情も。悲しみも涙も笑いも。時に虚しさや脱力感や。

パワーやエネルギーを感じるのも、パワーレスや充電が切れた感覚も。

 

 

 

 

 

 

予約を再開します

予約を再開します

4月20日、父が他界しました。

12日に福岡の実家に帰り、在宅医との面談や吸引講習を経て、15(土)に念願の我が家に帰り、たった6日間でしたが毎日バイオもやり、宝物のような日々を過ごさせて頂きました。

帰ってきた日は前日が土砂降りで、まだ小雨の残る中、訪問看護師さんやケアマネさんや介護タクシーの運転手さん、全員女性で庭から縁側を通りベッドまで担架で父を運びました。

退院後初日は、足を触ると電気的ビリビリがめちゃあって、入院生活が父に与えたストレスが感じ取れるような気がしました。

退院してきた日に経管栄養のチューブを取り、そこからは余力だけで日々を過ごしましたが、毎日訪問看護師の人が2度訪ねてくれ、私の友人や、姉の子やいとこも来てくれたり、賑やかかつ、平和な日々を過ごしました。

火曜には熱が出て苦しそうでしたが、水曜には下がり庭の前で入浴もできて、その日が一番穏やかでした。夜にはうちの息子もやってきて、手を握って泣いていました。

夜からゼロゼロが出てきて苦しそうでしたが、まさかその日が最後の日だとは思わなかった。

ただ朝、バイオをしていた時に、胸から何かが出ていくのが見えて、もう近いなあとは思っていたのでした。

酸素濃度が下がって、午後姉に電話したり、出掛けていた息子を呼び戻したりして、最後の時はあっという間にやってきました。

最後の呼吸の瞬間を一緒に過ごしたのは、ちょうど私だけの時でした。

呼吸が戻って来なくなって、心臓が静かになっても、まだ父の体に流れているものがあって、それは死後2日経っても消えることはなかった。

ベッドから降り北枕で仏壇の横に寝ていたので、まるで静かに眠っているようでした。

その横で私は眠り、家族と話したり、掃除をしたり普通の日常の延長のように、通夜までの日を過ごしました。

本当に良い時間を過ごさせてもらいました。

退院当日以降、葬儀まで毎日良い天気でそれもギフトでした。

葬儀が終わった昨日から打って変わったような冷たい雨です。

母の死後、毎月福岡に通い四年間、家での生活を続けてきて、そして最後は入院してしまったけれど、家に帰ることが出来父との豊かな時間を共に過ごさせてもらって、悔いはないです。

うちの裏が特養老人ホームで、母もそこで働いていたのだけど、そこのケアマネさんが本当に素晴らしい人で、この看取りプロジェクトは彼女の協力無くしては実現しなかった。

毎日訪ねてきてくれて、手を握って父に話しかけてくれ、最後の入浴の時も一緒に見守ってくれた。

私を励ましてくれて、一緒に泣いてくれて、その存在がどれだけありがたかったか。

父も感謝していると思います。

感謝しても仕切れない大きなものを父の最後の姿を通して学ばせてもらいました。

もらったものをこれから返していきます。

ということで長くなりましたが、5月1(月)よりセッションを再開します。

キャンセルさせてもらったお客様には順番にご連絡させていただきますね。

予約の受け付けも開始しますので今後ともナンディルームをよろしくお願いします。

 

4/12~4月末までお休みします(重要)

4/12~4月末までお休みします(重要)

前回のお知らせで「父の看取りのために帰ります。」と書いてからなかなか話が進まずにいましたが、やっと自宅に連れて帰る目処がつき、12(水)から実家の福岡にしばらく滞在することになりました。

父との貴重な最後の時間を味わいながら過ごしてきます。

病院とのやりとり(特に主治医)がなかなか進まずジリジリする時間を過ごしていましたが、、それも私の覚悟だったのかなと思います。

自分がちゃんとグラウンディングしてない気がして、山に登ったり、もう実際には話が出来なくなった父と魂レベルで話して、私の覚悟か決まって心から納得したら話が一気に進みました。

ずっと何が父にとって最良の死なのか?それが私の決断に委ねられていることに一抹の迷いがありました。

入院している限り、医療的な処置を受けて命が枯れて枯れ切るまで生きさせられる。

でも、退院して家で看取るという事は、全ての管をとって延命行為を終わらせる事になります。

父は元々は管をつけたり、入院するのは嫌だと言っていました。でも実際図らずもそうなってしまってから外すのはかなりの決断を要します。更に意思表示が出来なくなった今となっては。

生まれて死んでいくまでには、様々な環境と状況があるので、どれも否定しようとは思いませんが、やっぱり私は静かな環境で肉体という容れ物から離れていく父をサポートしたいと思います。

なので4月のセッションは11(火)までにして、12(水)〜4月末までをお休みとさせて頂きます。

既にご予約頂いている方にはこちらから個別にご連絡させて頂きます。

5月〜のご予約はお受けしますが、キャンセルの可能性があることをご理解の上お申し込みください。

ご不便ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。

4月の予約に関してのお知らせ(重要)

4月の予約に関してのお知らせ(重要)

ブログ等でも時折お知らせしているように、1/12日に一人暮らしの父が救急搬送されて今入院しています。

母が急逝してから四年間、毎月6日間を父の介護をしに福岡の実家に通ってきました。

なんでも出来ていた父が少しづつ少しづつ弱っていき、気力も体力も機能も落ちていき、そして認知症状が進んでいくのを見るのは切ない事でしたが、父とのゆっくりとしたテンポの日々は私にとってのかけがえのないものでもありました。

その父との面会は今は叶いません。病院が入院患者の面会を許可していないからです。

死の間際においても面会は出来ないと言われました。

先週実家に帰った時に病院でオンライン面会をした次の日に(父はもう寝たきりになってしまって、発語もできなくなってしまっているのですが)急変して大量に下血をして一時危ない状況に陥りました。

もうダメかと思いましたが、なんと持ち直して今は小康状態にいるようです。

ですが、最後の今生の残り時間を自宅に引き取るべく今動いています。

早ければ4月前半に実家の福岡に帰る可能性が高くなってきました。

既に頂いているご予約に関しても変更の可能性があります(日程が確定し次第個別にご連絡します)

こちらからキャンセルさせて頂くと言うのはとても心苦しく申し訳ないのですが、今後頂く予約に関しても(特に4月中は)変更キャンセルの可能性がありますので、予約時はご理解の上ご予約頂ければと思います。

人生の中で家族の死を迎えるというのはそうある体験ではないと思います。

長く介護施設で働いて来ましたが、家族に向きあうというのは全く違う心持ちです。

出来るだけスティルネス(静寂)の中に入り、自分自身も整えつつその日に備えたいと思います。

私の祈りとヒーリングのエネルギーが、父だけではなく今現在病の床にある方達にも届いていきますように願ってやみません。

また日程が確定しましたら、ブログお知らせ等に掲載していきます。

今週は東京にいる事が確定したので、早めの日程をご希望の方は、ご連絡下さいませ。

ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。