悲しいクリスマス

悲しいクリスマス

クリスマスは満月でした。

共通の知り合いが送ってくれたケータイに「訃報」のタイトルを見たとき、わかってしまった。

お世話になったご近所のcafeのオーナーの木馬さんが亡くなったのです。

。末期がんだったとは周りの人たちは誰もしらず、圧迫骨折から回復した木馬さんにあえるのを心待ちにしていたのに。

亡くなったのは金曜日で、その週の火曜日には、木馬さんからカニが届いた。私が時々料理をドアノブに差し入れしていたから、きっとそのお礼だったのだろう。

私はその何倍もお世話になったのに、お返しも全然できないまま、去ってしまったのが悲しい。

その日も差し入れをして、作ったのがオニオンスープとサブジ(野菜の汁なしカレー)だったのだけど、きっとあの辛いカレーなんて食べられなかったに違いない。

私がワークショップで泊まりでいないとき、息子に美味しいご飯を届けてくれたり、受験の時も谷保天神のお守りを買ってきてくれたりもしてもらった。

何かと困ったときは頼らせてもらって、すぐに助けの手を差し伸べてくれて、人生の大先輩だったのです。

12月の初めに転倒したと聞いて、お部屋に行った時がお会いできた最後になってしまった。その時は、こんなに早くお別れが来るなんて思わずに。。。でも、もしかしたら思わないようにしてたのかもしれないなあとも思うのです。

お通夜の時にお顔をみせてもらったけれど、綺麗で凛とした木馬さんでした。

最後に会ったときは、本当に痛くて苦しくてつらかったんだろうと、その顔を見て分かったのです。

今は痛みや苦しみから解放されて、自由な魂は好きなところを駆け回っていることでしょう。

木馬さんにまた会いたい、もう夏の暑い日に仕事帰りのカフェに寄って生ビールを飲むこともできないし、木馬さんがカフェの外まで見送ってくれる姿も見ることはないのですね。

木馬さん、ありがとう。合掌。

 

 

 

 

 

 

糸つむぎ

糸つむぎ

今日は、人生初めての綿の糸つむぎにいってきました。

朝畑に寄って、綿の実を摘んで(といっても、良子ちゃんがほとんど摘んでくれていたので私は見てただけですが)畑の家に持っていきました。

くにたちで羊を飼っていて、農の水先案内人のような人、谷保のすがいまゆみさんがやっている畑の家は水曜日がオープンディで、17日まで、綿の糸つむぎグッズがあるのです。

パスタマシーンのような木の機械で、綿と種をより分け、弓のようなものをビヨンビヨンと弾かせて、綿を均等にふわっとさせます。

糸つむぎ

 

 

糸つむぎ、糸糸つむぎ

 

そして、糸紬ぎの車で糸を撚りながらくるくる回していくのです。

右の棒のようなのがつむぎ車。上のほうの白いのがふわふわの綿。

切れずに撚っていくのは、かなり難しい。。。

何度もぷちっと切れてしまいます。

羊毛で、つむぎ車での糸つむぎはやったことあったのだけど、綿は初めて!こんな工程があったことも知らなかった~~。

共同で借りている畑で、良子ちゃんが綿を植えたいと言ったときはぴんとこなかったのだけど、こうして作る過程をやってみると、なぜ綿を作ることからやりたかったのかが納得!面白さがわかります。

手仕事って面白い。でも、私たちが普段使っている綿が糸になるまでにはこんなに沢山の工程があるんだということにも驚きです。

編み物も、縫い物も、刺繍も、そしてこの手つむぎも、瞑想のように、神経が休まるヒーリングです。

そして、頭じゃなく手が覚えていくのですねえ。

冬はやはり手を使うことをやりたくなりますね。

 

 

小さき声のカノン上映会のお知らせ

小さき声のカノン上映会のお知らせ

小さき声のカノン上映会鎌仲監督の「六ケ所村ラプソディ」の国立での上映のお手伝いに関わったのは、もう5~6年前の事になるでしょうか?

その時は、2011年の地震や津波、そして福島の原発があんな風にダダ漏れになるなんて、それが現実のこととして起きるなんて、思っても見ませんでした。

六か所を上映したお仲間が今度は最新作の「小さき声のカノン」を上映すると聞いて、またささやかながらお手伝いをすることにしました。

私の中にも、今現実に福島で、日本で起こっている事を見ていたくないという気持ちがあります。その心にも優しくこんにちわをいいながら、そしてやはり「知ることから始めよう」にもこんにちわを言いたいのです。

時間の許す方は、どうぞ観に来てください。そして、この世界を生きる知恵と勇気とそしてエンジョイする心を、少しだけ身に着けて帰っていただければと思います。

以下詳細↓

福島、そしてチェルノブイリ事故後のベラルーシ。
国境を越え、母たちは“希望”を選択し、自分たちの足で立ち上がった。
『六ヶ所村ラプソディー』『ミツバチの羽音と地球の回転』の鎌仲ひとみ監督最新作!監督トークはもちろん、
成田千絵(チェロ 弾き語り)、
Gaine(ネパールサーランギ、インディアンフルート)、Takeru Anbassa(音旅人。レゲエシンガー)によるピースフルLIVEも!からだに優しいおにぎりやスイーツ、ドリンクも用意してお待ちしています(マイカップをお持ちください)。

2015年11月14日(土)@くにたち市民芸術小ホー
①13時〜 ②18時〜 (開場12時40分/2回上映)

料金 前売・事前予約 1200円 当日1500円(中学生以下無料・全席自由
*親子席をご用意します。小さなお子様連れでも大丈夫です。

事前予約はこくちーずへ。
http://kokucheese.com/event/index/330573/

●タイムテーブル
12:40 開場
13:00 開演 チェロ弾き語りLIVE by 成田千絵
13:15 『小さき声のカノン』第1回上映
15:15 ★休憩★
〜ドリンク、スイーツ、おにぎり、CD、 DVD、パンフレット等の販売があります〜
15:30 10分間で免疫力アップ!からだをほぐそう!
by中川ひろみ
15:40 インディアン・フルート&サーランギ ヒーリングLIVE by GAINE
16:00 鎌仲ひとみ監督×GAINE トークSESSION
17:00 大地とつながるレゲエLIVE by Takeru Anbassa
17:15 保養プロジェクトの紹介
17:30 ★休憩★
18:00 『小さき声のカノン』第2回上映
20:00 鎌仲ひとみ監督トーク
20:30 終了予定

「希望はここにある
今、私たちは謙虚に命に向き合わなければならない時代に生きています。誰もが小さな存在だけれども、小さくあることこそを大切にしたいという思いでこの映画を作りました。映画が、一人でも多くの悩みや揺らぎの中に生きるお母さんたちに届きますように。」
―監督 鎌仲ひとみ

<作品紹介>
『小さき声のカノン 選択する人々』

(ストーリー)福島原発事故後、事故による影響は安全である・危険であるといった議論はあるが、その影響を受けた場所で、懸命に生きようとしている人々がいる。そんな人々の本当の声は聞こえているのだろうか。 チェルノブイリ原発事故は、福島の事故よりも25年も前の事だが、今なおその影響が続いていることは、実は知られていない。かつてチェルノブイリ原発事故を経験したベラルーシでは、子どもたちに何が起きているのか。お母さんたちは、どうやって子どもを守ろうとしたのか。日本のお母さんたちと同様、不安を抱いたお母さんたちが大きな声に流されることなく、自分たちの直感にしたがって子どもたちを守る道を探し続けている。 事故の衝撃に立ちすくみ、ただ困惑している時期は過ぎた。 希望を具体的につくり出す新しいステージに今、私たちは立っている。 迷いながらも日本のお母さんたちが自分たちの意志で動き始めた。そんなお母さんたちの小さな声が、国境を越えて響き始める。

出演:佐々木るり 佐々木道範 佐藤晴美 菅谷昭 野呂美加 亀山ののこ バレンチナ・スモルニコワ ユーリ・デミッチクほか 監督:鎌仲ひとみ プロデューサー:小泉修吉 音楽:Shing02 撮影:岩田まきこ 録音:河崎宏一 編集:青木亮 助監督:宮島裕 製作・配給:ぶんぶんフィルムズ ※2015年1月21日より配給会社が変わりました。 宣伝:梶谷有里 村井卓実 2014年/カラー/デジタル/119分 ©ぶんぶんフィルムズ

<出演者紹介>
○鎌仲 ひとみ○
映像作家
NYのペーパータイガーに参加して メディア・アクティビスト活動。帰国後、フリーの映像作家としてテレビ、映画の監督をつとめる。
ドキュメンタリー映画「ヒバクシャー世界の終わりに」(2003)は、国内外で受賞、上映。
核や被ばく、原発の問題を入口に、人の命や暮らしについて見つめるドキュメンタリー映画を世に送り出し続けている。
主な作品は、「六ヶ所村ラプソディー」(2006)、「ミツバチの羽音と地球の回転」(2010)、「内部被ばくを生き抜く」(2012)。
新作「小さき声のカノン」が、2015年3月より全国順次公開中。
鎌仲ひとみ公式サイト
http://kamanaka.com/
新作「小さき声のカノン」
http://kamanaka.com/canon/

○成田千絵 なりた ちえ○
幼少からエレクトーン、フルートを始め、1994年チェロに出会う。故・井上頼豊氏に師事。
ヨガと旅、愛鳥と歌う日常について描くように作詞作曲を始める。チェロ弾き語りのソロアルバム「mani」をリリース。創造的な空間で様々なアーティストと表現を行う
http://chiecello.com/index.html

○GAINE ガイネ○
ネパールサーランギ、インディアンフルートなど様々な楽器を創作し演奏する音楽家。 自然音との共存をテーマにしたアルバム 『A LOTUS FLOWER』の独自の響きの世界は多くの共感を呼んでいる。震災後の夏から始めた福島の親子の保養活動は今夏で10回目を迎えた。

○Takeru Anbassa タケル アンバッサ○
音旅人。自給自足の中に育ち、歌う喜びを知り12才から作曲を始める。内側から奏でる自由な音楽、歌に込められたメッセージとソウルフルな歌声は、人々の心に様々な感情を響かせる。畑を耕し、薪で火を焚き、野菜も売る。もはや生活の一部の音旅は日本全国時に飛び出し海外へ。Reggae BAND[ANBASSA]のフロントマンとしても活動中。

投稿

出発前日のバタバタ・・・

出発前日のバタバタ・・・

パッキングもまだのまま、迎えた出発前日です。

朝起きて、はっと気づいて問い合わせてみると、PDFのテキスト、製本せねばならなかった!

関わっている「小さき声のカノン」のチラシも出来上がって、今日の内に受け取っておかなければならず、セッション→国立フライヤー配布→立川へ。

ついでにオーストラリアドルの換金もしちゃうことに。昔のTC(トラベラーズチェック)も持っていたので、この機会に現金化しました。

どうやらトラベラーズチェック、なくなる方向みたいです。私がインドを旅行してた頃は散々お世話になったのです。

現金よりレートがよく、しかも盗難の心配がない。でも時代の流れを感じます。。。。20世紀の話なので。

2つの銀行を回り、製本にkincosに言ったのだけど、勝手がわからぬところで、プロの人たち、本当に親切できびきびしてました。

プロの仕事に感動しました。

息子に一人でお留守番してもらうので、数日分のご飯を一気にストック。私がいない時の一人暮らしもだんだん慣れてきたとはいえ、今回は海外だからちょっと心配してます。

最後の晩餐というわけではないけれど、前回私がいなかった時に、スープを自分で作ったら不味かった、という話などを聞きながら、友人がこう言うといいよ、と言っていたので「料理できる男子はモテるよ」などと言ってみたりしました。

「一人だと、なぜか起きれる」というので、物理的に無理なこともあって、今回はモーニングコールもなしです。

「一人で家にいると退屈(寂しい)んだよね」「一人でなんでもやんなきゃなのは、めんどくさい!!」と言いつつも送り出してくれる息子16歳に感謝、感謝です。

アワアワしながらも、とりあえず行ってきます。

帰ったらパワーアップしたエソテリック楽しみにしていてくださいね。