四月の学びその2「スタディアブロードの実践2~4月」

四月の学びその2「スタディアブロードの実践2~4月」

私が長年学んでいるGAP(ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティス)で2~4月の三か月間「スタディアブロード(留学)」というクラスがありました。

昔NOVAという英会話学校で「お茶の間留学」というキャッチフレーズがあったが、このクラスもそんな感じ。

月に一度の土日のクラスに加えて、パートナーとの月に一度のプラクティス、毎日の気づきの実践、週に一度のウイークリーのクラス(すべてオンラインzoomを使います)、一人でやる行動するリトリートと盛りだくさん。。。

資料もばんばんやってくる。。。

最初にこの企画を聞いたときは、絶対無理、この忙しい時期にやれないわー。と思ったのだけど、やってみたらできました!

教えるスタッフでもあるので、ウィークリークラスとかできるのか????と思いましたが、やってみたらできました!

GAPの創始者であり、GAPの実践者であり、そして先生のクリスは「このクラスは、土日のクラスがメインではなくて、それぞれが実践するプラクティスがメインのクラスなのよ」と言っていて、確かに1日の中に必ずGAPに触れる時間があるのでした。

GAPは筋トレであり、アートである。とよく言うけれど、これは筋トレ重視の組み立て。

そして私も思っても見なかったのだけど「アート」という言葉には「芸術的」と言う意味に加えて、「技術」という意味もあるとクリスがクラスの中で言ったのが、「わー、、確かに!!」でした。

私は、あんまり色々な事に手を出すタイプではなく、一つのことを時間をかけて熟成させていくタイプで、GAPもバイオダイナミクスも長年学んでいるけれど、まだまだ学び足りなくて、学びの遅い生徒だなあと自負しています。

学ぶということは、一夜で習得できるものではなく、コツコツとやり方を学んで、そして試して実践してみて、失敗したり、試行錯誤したりしながら、徐々に自分のからだに沁みついていくものなのだなあと日々思っているのですが、そうしてやっと必要な時にさっと出てくるようになるのか!とこの「技術」という言葉を聞いたときに腑に落ちたのです。

クリスは人生を波乗りに捉えて、「いきなり大きな波に乗ろうと思っても無理なので、まずは安全な浅瀬で、何度も練習する」といいます。

それが出来てやっと、大きな波に出ていけるのよと。ここでいう大きな波は人生の転機だったり、別れだったり、死だったりするのだけど。それに向き合う力をつけるためにも、小波での地道な練習が必要なのです。

生きていく中で、病苦生死は避けられないです。それは多かれ少なかれ絶対起きます。

問題は必ずやってきますが、GAPの実践は、問題を解決するのではなく、問題に対する自分の見方や取り組み方を変えるものなのです。やってくるものにどう向き合うか?それが実践なのです。

このクラスでは、GAPの3つの基礎のプラクティスをメインに組み立てていました。

*呼吸に気づく(ベーシックプラクティス)

*サポートに気づく、サポートと共に座る(自分の席に座る)

*今この瞬間に何に気づいているか?(気づきのコンティニュアム)

この3つのプラクティスは今この瞬間に充全にいることを助けてくれます。

この「留学」期間が終わって、プラクティスをまた忘れがちになっていることに気づいています。

プラクティスを生きよう!

4月27(木)18:45~21:00には、私たち日本人ティーチングスタッフのオンラインクラスがあります。

詳しくはまたお知らせしますね。

 

 

 

4月の学びなど(その1)

4月の学びなど(その1)

なんとも忙しい4月が終わって、ほっと一息。

緊急事態宣言もあってか、5月の始まりはのんびりモードでスタートしました。

4月後半に、昨年一年間全てのクラスがストップしてしまったバイオダイナミクスのコースが、オンラインで開催されました。

コロナ禍で今年も来日が叶いそうにないので、zoom嫌いと言っていたトムが、遂にオンラインでのコースを選択してくれたおかげで、去年一年間、受講することの出来なかった学びがまた再開できました。

バイオダイナミクスの前段階である「ファンデーション・オブ・バイオエネジェティックオステオパシー」のコースはトム曰く「フェーズ0でもあり、フェーズ10でもある。」というくらい、素晴らしいクラスでした。

今回はオンラインでの初開催だったため、かなりの人数の古い生徒さんたちが、初めての方と一緒の場所に少人数で集まり、実技のサポートをすると言う形も取っていました。

なので、オンラインであってもコミュニティ感も感じられたし、実技のデモでは、大きくなったトムの息子さんのイケメンっぷりも見れて、心が温かくなりました。

後半の2日間は、私もナンディルームで新しい生徒さん3名と一緒に実技をしました。

実技の時は、小さい画面でトムがモニターしていたのですが、実技が始まった途端に、場がさっと変わってスティルネス(静寂)に満ちたのには、心底驚きました。

空間も超越して、今まで手技をほとんどやったことない新しい生徒さんが、しっかりスティルネスの中で、ハートのつながりを感じながらワークしていたのには感動しました。

そしていつもの施術の数倍のスピードで治療が進んでいったので、「いつもこれくらいの感度が欲しいわー」と思ってしまった。。

更に面白かったのは、ナンディルームの部屋の外はマンションの大規模修繕中で、その頃は外壁やベランダ塗装の真っ最中だったのですが、なぜか実技が始まって場が良い感じになっていくと、作業員がベランダ側も玄関側も集まってくるのです。

まるで、スティルネスを味わいに来るみたいに。それが毎回だったのでなかなか愉快でした。

5月の後半から本格的にフェーズが始まります。

私が再受講しているフェーズ5は6月の後半なのですが、それ以外にもちょいちょいコースにお邪魔する予定なので、6月はお休みが多くなってしまいます。

それでも、学んだことをきっとセッションに活かせると思いますので、ご不便をおかけしますがご了承下さいませ。

その2はゲシュタルトアウェアネスプラクティス(GAP)の予定です!

 

 

バイオのかみさま

バイオのかみさま

バイオダイナミクスの創始者ジムジェラスが2月に亡くなりました。家族や親しい人達に見守られながら、静かな死だったといいます。

ジムは一度日本に来ているのだけど、私が丁度バイオを学び始めた年で、セミナーに参加しそびれてしまいました。

バイオを長年学んでいる諸先輩方は、アメリカまでジムのクラスを受けに行っていたので、私も一度は行ってみたと思いながら、親の介護や子供の受験やお金が高いとか(セミナーはそんなに高くないのだけど通訳料や渡航費用が)で躊躇している間に結局今生でお会いすることは叶わなかった。

バイオは今も私を魅了し続けているし、まだまだ学び足りないし、多分死ぬまで学んでいるのだろうけど、そんな素晴らしいものを創造してくれたジム・ジェラスDOには本当に感謝してもし足りないくらいです。

そしてもう一人、去年静かにこの世を去った、バイオの大先輩のおじいちゃんがいます。

バイオでもエソテリックヒーリングのスタデイグループでも同じクラスでした。私たちのバイオの先生のトムのことが大好きで、いつもデモで治療を受けては光り輝いていました。

長年同じクラスではあっても、最初の数年はあまり喋ったことがなかったのだけど、あるときクラスの3日目の恒例の日本酒パーティ-の時に、そのクラスは難易度が高くて、私があまりにも出来なくて悩んでいることを相談したら、本当に親身に優しく丁寧に教えてくれて、その温かさとやさしさに完全にノックアウトされてしまった。。。。

高齢で、足も悪く耳も聞こえずらかったので、最後の数年はもうセミナーを受講することはなくって、セミナー中のどこかでトムの施術を受けに来ていました。

あまりに輝いてるので、その最後の数年は顔をみたり遠くから杖を2本使って歩いてくる姿を見るだけで、なぜか涙が溢れてきてしょうがなかった。

バイオの治療が大好きで、声をかけて挨拶するとすぐ私の手をとって治療を始めていました。

最後にお会いしたときもトムの施術を受けたあとで、しわがれた声で目を輝かせて「オステオパシーはすごいですよ!」と言っていた。

もう長くないかもしれない、黄疸が出て入院しているという知らせをもらって、毎日祈っていました。祈りながらも輝きを分けてもらっている気がしていました。

病院でもお見舞いにくる患者さんを治療していたらしいです。。ほんとにJさんらしいエピソード。

Jさんが息を引き取ったという知らせを聞いたとき、丁度バイオのセッションをしていて、Jさんのことを思い出していた時だったので、クライアントさんが金色の光に包まれていて、それはJさんの恩寵に違いないと思いました。

施術に行き詰るとよくJさんを思い出します。

あの愛に溢れた存在感が、バイオを体現していたなと。

往年のオステパスは、大抵死ぬ間際まで治療をしているという。私もそうなりたいなと思いながら今日も凸凹道を歩きます。

時々Jさんがキラッとした眼を輝かせながら、しわがれた声を聞かせてくれるから。

 

GAP基礎クラスは今週末です

GAP基礎クラスは今週末です

久しぶりに電車に乗ってます。

普段の生活&仕事では、ほぼ歩いて通える圏内にしか行ってないので。必然的にブログ投稿は、電車の中が多くなります。

テレワークの推進でなのか、電車、やはり空いているのですね。満員電車で通い続けた皆さん、今までのご苦労本当に大変だったかと思います。

と、満員電車の過去の記憶を辿りながら、コロナが収束したらまたそう言う生活になってしまうのだろうか?と思いを馳せてます。

この前セッション帰りの人もまばらな夜道を歩いていた時に、そういえば、ずっと人とハグしてないなあと思い当たりました。

そして、ぎゅうううっと誰かとハグしたいなあと猛烈に思ってしまった。パートナーがいればこう言う時ハグしてもらうのになあとか、まあ息子に頼んだらしてくれるかもしれないけど、嫌がるだろうか?母が死んだ時は、ちょっと胸を貸してとお願いしたら、応じてくれたのだけど、、、。

コロナで人と人の身体接触少なくなっている心理的影響は、アメリカでは大きいとクリスが言っていたけれど、確かに飢えがあるかもしれない。

子供たちって、だいたいくっつきあって遊んでいるものだしね。

GAPのティーチャーのクリスとのハグは本当に絶品だった。大きな暖かなハートとカラダでぎゅうっとハグしていると、今この瞬間の自分自身のからだの実感が感じられて、シロクマの毛皮ごと抱きしめられているような感覚だったなあ。

そんなクリスのGAP基礎がこの週末に迫って来ました。

ここ数年は基礎は私たち日本のスタッフがやる事が多くて、クリスがビギナー向けのクラスをやる事は滅多にないのでおススメです。

と言いながら、お知らせが間際になって本当に申し訳ないです。なんせ、電車に乗る機会が少ないので。。。

オンラインでの開催なので、ハグは体験して頂けませんが、、、。医療従事者は半額になっています。

以下詳細です↓お申込みはGAPのウェブサイトからになります。

ゲシュタルト・アウェアネス・プラクティス(GAP)は、ゲシュタルト療法に仏教の実践を統合して生み出された「気づきのプラクティス」です。非分析的、非強制的、非判断的な形式であり、個人が、自分自身をよりクリアにし成長するための、古代と現代両方の方法を統合しています。

ここでの第一の焦点は、気づきの質をより高めることです。また、他者との関係(interpersonal)よりも、自分自身との関係(intrapersonal)が強調されます。

このワークでは、参加者は治療を必要とするクライエントや患者ではなく、自主的に気づきを探求する存在であることを、お互いに同意して進めていきます。このワークの目的は、問題の解決や治癒、目的の達成というよりも、自然に起きてくる展開に注意を向け、全体性を取り戻すことや、成長に重点がおかれています。

この2日間のプログラムには、理論と体験が含まれ、気づきの実践に取り組んでみたい方は、どなたでもご参加いただけます。医療従事者の方、またはお知り合いの方とご参加の場合は割引も適用できます。

日時:2月13日(土)9:00-16:00
   2月14日(日)9:00-16:00

講師:クリスティン・プライス、シャロン・テリー(日本語通訳:丸山智恵子)
日本ティーチング・スタッフ(中川洋美、宮本眞美、丸山智恵子)

参加資格:どなたでもご参加頂けます

※医療従事者割引:医療機関や保健所その他機関で現在勤務する方(医師、看護師、准看護師、保健師、助産師、介護士、救急救命士など)で、GAPが初めての方は参加費が半額になります

※フレンズ割引:GAPが初めての方をご紹介頂いた場合、ご紹介者の方とご友人の方、どちらも参加費を割引します

※「スタディ・アブロード」との連続参加割引があります

1/27水GAPイブニングクラスのお知らせ

1/27水GAPイブニングクラスのお知らせ

今年初のイブニングクラスを開催します。

コロナ禍により、GAP(ゲシュタルトアウェアネスプラクティス)のプラクティスがより必要になっている気がします。

GAPの講師のクリスはこのプラクティスを人生の波乗りに例えました。大波が来た時に、溺れずにやってくる波を乗りこなす為にこのプラクティスがあると。

幸い今はオンラインという道具があり、離れていても共にプラクティス(気づきの練習)をする事が出来ます。

スローダウンして、いつもよりも自分自身と共にいる時間を一緒に過ごしましょう。今回のテーマは「聴く」です。昨年もやりましたが、この短い時間では余りに大きすぎなテーマなため、何度かに分けて開催します。

以下詳細です。

お申込みはGAPのHPhttps://gap.opensense.info/2021/01/07/0127/からになります。

1/27 エッセンシャル・プラクティス・クラス「”聴く”という質を探求する」(TS)

このクラスは、クリスティン・プライスから10-15年程GAPを学んできたティーチング・スタッフと、GAPの基本となるエッセンシャル・プラクティスを実践し、より日常で活用できるようにしていくクラスです。今回は「聴く」という質を探求していきます。

GAPでは、アドバイスや分析、解釈、意味づけはしません。相手といて、共にいる、ただ聴くという質を大切にしています。そうは言っても、自分の中に、ジャッジしたり言いたくなったり、考えが渦巻くこともあります。それもなかったことにはしません。それに気づいて「こんにちは」を言います。

どのように聴くのかという質は、自分自身のあるがままと共にいるいうことにも繋がります。
「聴く」を探求することは、自分と周りの人たちとの関わりを見つめなおすきっかけにもなります。子育て、介護、友人、パートナー、そして対人援助の仕事など、あなたは自分自身を、そして相手をどのように聴いていますか?

自分の内側や外側で起きていること、自分の思考や、パターンや癖に気づくことで、人生の質を変えることが出来ます。自分とじっくり向き合う時間として、ぜひご一緒しましょう。


日時:1月27日(水)18:45-21:00
講師:日本ティーチング・スタッフ(中川洋美、宮本眞美、津山文子、丸山智恵子)
対象:初めての方もどなたでもご参加できます
方法:Zoom(オンライン)
参加費:2,800円(税込)

内容:
・エッセンシャル・プラクティス
・気づきの3つの領域
・入る、なる
・リピーティング・インクワイアリー など

こんな方へ:
・カウンセラーやセラピスト、医療関係従事者、介護者、教員、ボディワーカーなど、相手とより深く寄り添いたいと思う対人支援職やケアギバーの方
・自分をより深く知り、どんな時も自分と共にいるあり方を学びたい方
・より良い友情、家庭生活、仕事上のパートナーシップや関係性を築きたい方
・自分自身の存在や人生を、より明確にしたい方
・古い習慣やパターン、癖を変えたい方
・人生をより創造的に豊かにしたい方


<前回 参加者の方の声(一部抜粋)>
・呼吸がゆっくりになった。
・日常をリセット出来た気がします。
・ 久しぶりに自分の空間と時間、身体にいる感覚になれるようなことができた。
・家に居ながら皆さんとプラクティスができたのが良かった。ひとりでの呼吸やプラクティスより、一緒にいてくれる人がいることの安心感が湧いた。
・エッセンシャルプラクティスをゆっくり丁寧にすることで、GAPの言う「どこかに行く前に全ての今あることにゆっくりとどまり共にいる」練習になることを実感した。



緊急事態宣言を受けてナンディルームのお知らせ

緊急事態宣言を受けてナンディルームのお知らせ

とうとう緊急事態宣言が発令されそうですね。

ナンディルームの当面の方向性についてお知らせします。

ナンディルームでは、時短自粛は行ないません。

理由は、去年の三月の緊急事態宣言と同様、こういう時だからこそ、不安や恐れなど心理的な影響もあり、心身の不調を抱いている方達に施術の門を開けておきたいからです。

と言っても、電車やバスに乗るのも心配だと思う方もいるでしょう。

なので緊急事態宣言が終わるまではキャンセル料金は取らない事にします。

既にご予約を頂いている方で、やはりキャンセル、或いは延期したいという方は遠慮せずにご連絡を下さい。

ご相談もお受けします。

ただ、コロナウイルス感染を疑うような、発熱、咳、味覚障害などがある方は、施術をお受け出来ませんので、その点はご了承ください。

感染対策に関しては、換気も増やして、しばらくやめてましたが、お茶類の提供をまた紙コップへ戻します。(マイカップ持参歓迎です、)

お互いに安心して施術を受けて頂く為にも、マスクの着用、手洗いのご協力をお願いします(施術中は外して頂いても構いません)

遠隔セッションにつきましても、以前から温めていたzoom を使ったオンラインカウンセリング&遠隔ヒーリングのセッションをスタートさせたいと思っています。

詳細はまた後日改めてお知らせしますね。

恐れに呑み込まれず、かと言って無かった事にはせずに、美味しいものを食べて、よく笑って、緊張を緩めて免疫力をあげて、この局面を乗り切りましょうね。