金曜で息子が20歳になりました。
遂に大人になってしまった息子。。。
誕生日の日は、息子と二人でギリシャ料理を食べながら、合法的にビールを飲みました。
息子と飲む日が来るとは!
一人で子育てして、偉いね、、とかよく言われますが、全然一人ではなかったなと。
親は福岡の遠隔地だったので、日常的に子育てに関わってくることはなかったですが、近隣の友人はじめ、保育園で出会ったママ友にも大変お世話になりました。
国立市は「ひとり親ホームヘルプサービス」なる大変素晴らしい制度があって、子供を家で面倒みてくれたので、色々勉強してた時代、子供が小さい時は大学生のお兄ちゃんに遊んでもらったり、ご飯作ってもらったりしていました。
耳にピアスをごちゃっ、ってした若者がやって来た時があって、ちょっとビビったのだが、帰ってきたら、洗濯物がめちゃキレーに畳まれていて、焼きそばのクオリティが高すぎた。。。
彼のご両親は障害を持っていて、小さいころから家事をしっかりやってきたのだという。
先生を目指す大学生のお兄ちゃんのことが気にいって、いつも彼に来てもらっていたときもありました。
彼の家では節分にお菓子を撒くらしく、一度節分の日にそれをやってくれたことがあって、それ以来お菓子撒きが節分の行事になってます。
彼は、徐々に人生に迷い出し、悩みを聞くこともあったのだが、今や我が息子が同じように人生に迷っている。
沢山の人に支えられて、励ましてもらって、息子に優しくしてもらって、今がある。
息子の名前「タシ(太志と書きます)」はチベット語で吉兆という意味なのです。
チベットでは挨拶が「タシデレ」っていって「あなたに吉兆を捧げます」というような意味で、相手に吉兆が来ますように。的なニュアンスを含みます。
なので、「タシ」という名前を誰かが呼んでくれることは、私にとっては生きとし生けるものへの祈りのようなものなのです。
息子は大学生だけど、このまま大学にいてもいいのか?とか、自分の本当の道はなんなのか?ということに悩みながら生きてます。
悩みがないふりなんてせずに、迷っているということを言えるってすごいなって思います。
息子や私に関わってくれた全ての人に感謝します。