この日曜はGAP(ゲシュタルトアウェアネスプラクティス)の私たちティーチングスタッフによるクラスでした。テーマは「人とのかかわりとセルフサポート」
GAPでは、人との関係よりも自分との出会いや探求を重視します。
しかし、この世に生きている以上は人との関わりやコミュニケーションは避けては通れない道。
今回のクラスでは、人と関わるときに自分の中で起きている感覚や思考、行動や自分の持っているパターンを、GAP流に「時間と空間を与える」ことで探求し、自分のリクエストや、ニーズに気づくことをやっていきました。
GAPでは、リクエスト(要望)とニーズ(必要性の欲求)は違うと捉えています。
リクエストは特定の人に対する要望で、ニーズはもっと根底にあるものという風にとらえます。
お腹がすいている、何か食べたいと思うのはニーズで、リクエストは人に対して「何か作ってほしい」という特定の人に対する要望。
ニーズとリクエストがごっちゃになると相手には伝わらないし、感情的は葛藤を引き起こします。
自分の根底にあるニーズに気づくことは重要ですが、それを相手に要求しても叶えられることはまずないと思います。まあラッキーな場合を除いて。
もし、自分が相手に何かをリクエストするときは、相手がそれを受け取れる状況にあって、聞く体制があるかを尋ねる必要があります。
自己表現と、コミュニケーションは違うということですね。
次回のクラス5月25,26日二日連続のワークでは、「人とのかかわりとセルフサポート」第二弾として、自己表現とコミュニケーションに焦点をあて、2日間かけて探求していきたいと思います。
今回のクラスでは、背中合わせをして、からだの感覚を使って「相手にリクエストをいう」という実験をしました。
「私たちは自分に注意を向けると相手を切ってしまう。ここでの実験は相手の存在も自分にいれながら自分自身を感じる。その二つを行ったり来たりする」とクリスは言っていましたが、これは結構難しいのです。
安全な場所で実験してみる。練習してみる。これがプラクティスの醍醐味です!
次回の実験を私もワクワクしています!