師走らしく。。。。

師走らしく。。。。

12月が始まりましたね。

今週に入ってぐっと師走らしい気候になってきました。

先週はなんと気づいたらオンラインを含めてですがワークショップを3つもやっていて、合間にはなんだかずっとそのことを考えているような日々でした。

29日の月曜日は背中がテーマの「からだの声を聞く」今年最後のクラスでした。

引き続き木曜の夜は、GAP(ゲシュタルトアウェアネスプラクティス)のドリームワークイブニングクラスで約三時間のオンラインクラス。

そして、5日の日曜はコロナになって初めてのGAPの対面クラスでした(オンラインとの併用にて)

この二年間GAPnoクラスはずっとオンラインだったので、みんなで座布団に座ってサークルを囲むのは本当に久しぶり!

場所は、GAPのティーチャーのクリスが、初めて日本に来た時からクラスに参加している御年80歳のGAPの長老のあいパパが、80歳になって自分の歯科治療院を改装したフリースペース「エール・アイ」にてでした。

オンラインでもなかなか良いクラスができている気がしていて、ずっとオンラインでも良いような気がしていたけど、こうやって実際に生身の厚みを持ったからだがあって、体温や息遣いや、参加者知れぞれの衣擦れの音を聞いていると、やはりオンラインとは違う生き物としての存在感が感じられてやはりリアルはいいなあ、、、と思ったのでした。

コロナで、人と人との距離への、自分の感じ方が変化してしまった部分もある気がしていたけど、会ってワークする機会を得ると、以前のように普通な距離での対話が何とも懐かしく心地よかったのでした。

電車にも乗らなくて良い、自宅で集中してワークが出来る、オンラインというシステムの恩恵ももちろんあるのだけど。

両方を行き来できるのが一番良いのかなー。

そして、その次の日の月曜は2ヶ月に一度開催のフラワーエッセンスとバイオダイナミクスのコラボセッション@茅ヶ崎でした。

2日続けての神奈川行脚。そしてコラボ史上初のくもり空。

2階でセッションしているので、朝挨拶をしたら、パートナーの地子さんとは日が暮れるまで会えないのですが、今回もあっという間の素晴らしい時間でした。

いつも参加してくれる常連さんに加え、今回は新しい出会いもありました。

コラボの12月6日は、亡くなった母の誕生日でした。朝バタバタしていて手をあわせる時間がなかったので、次の日帰ってきて母の好きだった煎茶を入れ、お菓子を供えてお線香を焚きました。

最後に生きている母にあったのが、3年前のこの誕生日の時でした。誕生日に合わせて実家に帰り、ケーキでお祝いしたのがほんのちょっと前のようだけど、もうそんなに経ったなんて!

母は晩年難病になって、在宅酸素を付けていたのですが、この頃は凄く悪化していたので、呼吸が苦しそうでケーキの蝋燭も吹き消せなくて一緒に消したっけ。食事をすると呼吸が苦しくなってしまうのだけど、それでも嬉しそうだったな。

激しくて、わがままで、見栄っ張りで、不器用で家事も超下手で、感情的ですぐ怒って、自己中で、全然完璧でも良い人でもなかった母でした。

子供の頃は激しい母が苦手で、思春期は母への葛藤をたくさん抱えていたけれど、年齢を重ねるごとに段々まるくなっていって、晩年は、難病で呼吸苦に苦しめられた母。

気の強い部分と弱くて脆い部分が同居していて、私がガーッと強く言ったりすると悲しそうな顔をしていたな。

自分が生きているのに精一杯の状況にあっても、「風邪ひいてない?」とか私や息子のタシのことを心配したりして、その時は「自分の心配しなよ!」とか言っていたけれど、母が死んでしまった今は、私のことをそんな風に心配してくれる存在はもういないなと思うと、時々無性に懐かしくなってしまいます。

コラボの地子さんちの老犬のこはるちゃんも、行くたびに少しづつ動きが少なくなっていて、時というのは止まらないものなだあ、、と思うにつけ切なさが募ってナデナデしながら「長生きしてね。」とか言ってしまうのでした。

セッションでも帰りに「良いお年を」という機会が徐々に増えました。

今年、あと何人の方に会えるかな。。。

 

 

 

 

ドリームワークの始まり

ドリームワークの始まり

福岡の実家から帰りたての週末から、4か月に渡るGAP(ゲシュタルトアウェアネスプラクティス)のドリームワークの連続コースが始まりました。

クリスとCoティーチャーのシャロンさん、そして私たち日本人ティーチングスタッフも加わったチームでの長丁場のクラスです。

ホームワーク(宿題)もたっぷりで、週末クラスに加えて、間のイブニングクラスや、ペアでのワークや、オンライン個人セッションまで含む、超盛りだくさんのクラス。

夢のワークなので、起きたら夢を書き留めるドリームジャーナルの記録もあり、寝てる間もワークしているような感じ。

初回の週末も、超濃厚なクラスでした。

GAPにおいて、無意識を探求する夢のワークはかなりの要素を含んでいるのだけど、実は今までそんなに好きなワークでもなかったのです。

私はあんまり思考優先タイプではなく、体の感覚やイメージの中に入るのは割と得意なので、「別に敢えて夢を扱わなくても、、、」って思ってたところもあって。

でも、この週末で一気にドリームワークの魅力にはまってしまった気がします。

ゲシュタルトでは、夢に出てくるパーツ(フィギュアという)、例えば、部屋や、階段や、机や机の上の花瓶や、登場人物や、人じゃなくても、どうでもいいような掛け軸とかまで、全て自分の一部だと位置づけます。

私の階段の部分、とか私の花瓶の部分、、、とかいうわけです。

ゲシュタルトの重要な部分、entering(なる、入る)プロセスを通して、その階段や花瓶に入って、その視点で世界を見て、それとして生きてみます。

これがめちゃくちゃ深いし、面白い。

1つの夢にジューシーな部分がいっぱい詰まっているのです。

今回の探求で、夢そのもの「dream world」に入った時の体験がこの夢の無意識の世界の広大さを体感させてくれました。

dream worldに入るとそこは、広く、美しいものも汚いものも、そして全ての色が入っているカラフルな世界でした。

そして、dream worldは「あなたは、この広くて深い世界のほんの一部しか知らない」と私に言いました。

その時に、自分が知っているちっぽけな世界よりももっと広いところを知りたいと言う好奇心がムクムクと湧いてきました。

自分は知らないと言うのはワクワクしますね。

GAPにおいて、スローダウンすること、今ここに充分に時間と空間を与えるというのが肝なのですが、一つの夢をこのやり方で体験すると、夢の中に重要なメッセージや、自分が大事にしてこなかったこと、避けていたりよく見ようとしなかったことに出会います。

この二日間で私が使った夢は1つの夢だったのですが、その最初の10%くらいのところしか扱えなくて、一番の山場にもたどり着けなかったくらいでした。

GAPのいいところは、自分は教える人でもあるけど、学び続ける生徒でもあるので、この4か月、夢に取り組んでいくのがすごく楽しみです!

早速、使うのがもったいなくてしまってあったスペシャルなノートをドリームジャーナル用に下ろしました!

11月のからだの声を聞くワークショップテーマ

11月のからだの声を聞くワークショップテーマ

遅ればせながら、11月のからだの声を聞くワークショップのテーマが決まりました。

テーマは「背中」です。

今回テーマがなかなか降って来なくて、お知らせが遅くなってしまいました。。。申し訳ないです。

実は昨夜お風呂の中で降ってきました。

漠然と背骨にフォーカスするような事をやりたいなあと思っていて、でもなんとなくしっくり来ずにいたのですが、背中だったのですねー。

背中に触れたり、触れられたりするような事をやる予定です。

コロナで、触れ合いというのが凄く減ってしまったような気がしています。

お互いのバウンダリー(境界線)の感覚も随分変化したのではないでしょうか?

でも生き物としての感覚はどうなのだろう?そのあたりを探っていきたいと思っています。

からだの声を聞くワークショップでは、今の自分の「からだ」の感覚にゆっくりと取り組んで行きます。

からだと仲良くなりたい方、どうぞご参加くださいませ。

11月29月13時〜15時

国立ナンディルームにて

参加費 2500円

定員3名 お申込み・お問合せ フォームより

*動きやすい服装でお越しください(スカート不可)

*二酸化塩素による空間除菌、換気などの感染対策を行っています。

呼吸や、音や、声を使うため、マスクを外してレクチャーする事がありますので、ご理解頂いた上でご参加ください。

大鹿村探訪記

大鹿村探訪記

長野県伊那郡にある大鹿村に行ってきました。ここは知る人ぞ知る新住民の多いところで、ミュージシャンやアーティストの移住も多く、ヴァルナギータの内田ボブさんも住んでいる伝説の村。大好きな詩人のナナオサカキも最後はこの村で迎えたらしい。

私が23歳だった昔むかしにインドで会った友人が、結婚して子供も三人育てあげて「山の食堂するぎ農園」というお蕎麦屋さんをやっているのです。

行きたい行きたいと思いながらなかなか行けずにいましたが、遂に実現しました。

標高1000メートルの大鹿村、夜は満天の星にあふれ、人の声も車の音もしない素敵な場所でした。丁度紅葉シーズンで目の前の山は色とりどりの木々。

夜はもうすでにめちゃ寒かったけど、すごく居心地よかったです。

そこで、小さなワークショップをやらせてもらったり、昼間はお店を手伝ったり、自家栽培もしている手打ちそばをごちそうになったり(めちゃめちゃ美味しかった!!!)大鹿の住民の方と友人夫婦が参加しているストレッチクラブ?に参加させてもらって交流させてもらったり、ドライブしたり、かなりのリフレッシュしてきました。

旅してた頃の破天荒なシーンを色々思い出してしまった。その頃はそれが普通でちょっとした無茶もできてしまったんだなーと実感。

友人たちと話しているとまるでその頃にタイムスリップしたようで、気軽に身軽に何の気も使わずに楽にいれる自分がいるのでした。

なんだかこういう感覚ってずっとしばらく感じてなかったような。。。

なんだか、10歳ばかり若返った気がします。

大体私って、しっかりしているようで抜けてるとこがあって、それで失敗しちゃったり間違えたりするのだけど、旅してた時にそういう時になぜか助けが降ってくるので、それで何とかやっていけた気がしてて、今もその自分の力ではどうにもならない力に依存しているのかもしれないと。

それはバイオダイナミクスでも、自分の力でやろうとするのを手放すというところとも似ているのかもしれないと思ったり。

兎にも角にも楽しい旅でした。

するぎ農園のこーたろうさん、のりこさんありがとう!

ワンコのナツや猫のシロクロちゃんや、餌を狙ってやってくるおたふく顔の近所のボス猫にも癒された―。

みなさん、機会があれば是非するぎ農園のおそばを食べに行ってみてください。夏にはブルーベリー狩りもありますよ。

 

 

 

11月の予定と近況など。。。

11月の予定と近況など。。。

先週、実家に帰っていた折に、オンラインで久々にコンティニュアムムーブメントのクラスを受講しました。

ポータブルWi-Fiを契約したので実家で試してみたのだけど、余りの田舎さゆえか、アンテナが一本しか立たない。。。

どうも私はWi-Fiに対する感受性が高いようで、ポケファイつけると動悸がしたりするので、電磁波少ない場所っていうのはある意味良いのかもしれませんが。。

窓際の一番電波が来そうな場所に設置して、なんとか二日間受講することができました。

スーザン・ハーパーのコンティニュアム初めてだったけど、クリスともコラボしたことがあり、気付きやサポートに繋がるという親和性もあり、初めて受講するとは思えないくらいしっくり馴染みました。

実家の2階でワークを受けながらも、父の事やいろんな思いが走馬灯のように浮かんでは消えて、声や動きや感情がさざなみのように寄せては返す、静けさの中に、たった一人でぽかんと漂っているような貴重な時間でした。

じっくりカラダと共にいる時間貴重ですね。

スーザンのインタビューこちらで見れます。英語ですが、雰囲気だけでも。

影響を受けた人の中にクリスとGAPの話も少し登場してます。

あっと言う間にもう11月ですが、年内のワークショップやイベント予定です。今決まってるところまでですが。

11月4木 からだと心の声を聞く@大鹿村 するぎ農園 13〜15時

長野の友人企画のワークショップです。あと1、2名入れます。詳しくはお問い合わせください。

11月20土21日 GAPドリームワークオンラインスタート

1月までのオンラインクラスが始まります。週末ワークの間に平日のショートワークやペアワークなど盛りだくさんのクラスです。

クリス、シャロンさんに加えて、日本ティーチングスタッフもクラスをやります。

11月22月陶芸教室 15〜17時 オガサワラマサコさん講師

月一の陶芸教室です。土300グラム付きで3500円

11月29月からだの声を聞くワークショップ@ナンディルーム 13ー15時

テーマは未定ですが定員3名なので、お早めにご予約ください。

12月5日GAP 行く年来る年 対面ワーク 場所詳細未定

12月6月 フラワーエッセンスとバイオダイナミクスのコラボセッション@トネリコ

今年最後のコラボセッションです。2つの個人セッションで7千円です。

残席 1、2名なので希望の方はお問い合わせください。

もう師走までまっしぐらですねー。

個人セッションもワークショップも心とからだにじっくり出会う内容になっています。

詳しくお問い合わせください。

 

ブッダの心

ブッダの心

今月も実家に帰ってきました。

ギリギリな感じで一人暮らししている父が、先月からまた一段階落ちていて、その暮らしぶりと姿にハッと胸を締めつけられることしばしば。先月は、私が帰ってきたことを忘れて、夜私の部屋の電気が付いていたのを見にきたけれど、今回は着いた次の日に私が帰るものと思い込んでいました。

「何時か?」と朝起き抜けに聞かれて、最初意味がわからなかった。(何時に帰るのか?と言っていた)

冷蔵庫の食べ物が全然減ってなくて、その代わりに補食のお菓子が減っていて、毎日食べていた卵や納豆を食べることも、どうも忘れているらしい。

一つ一つに胸がぎゅうっとなる。

そして、薬を飲むのを嫌がり、どうしても病院も行ってくれない。

私が子供の頃は凝った料理は全部父が作ってたほどの器用さで、父の天ぷらや、太巻きが大好きだった。

うなぎも捌いて蒲焼にして、食べていた程だった父。

もう料理もできないので、弁当を頼もうか?というと人の作ったものは好かん!とかいうので今まで頼めなかったけど、生命の危機を感じて今回ついに半ば強引に隔日で頼むように手配してきてしまった。

尊厳と生命の狭間で悩みながら、ブッダの説いた生、老、病、死の苦しみがリアルに痛みとなって響く。

誰にでも平等に与えられているこれらの苦しみを今私もこうやって味わっているんだな。

避けられないなら、共にいる。痛みと共に共にいる。

本人の望むように、人生の最終の折り返しを伴走しながら、胸をチクチク痛めたり、夜中に目覚めて泣いたりしながら。

そうしながらも、朝焼けの美しさや、季節のささやかな収穫物を父と分け合いながら、まだまだ笑ったりも出来る幸せを噛み締めながら。

そうやって過ごせる日々はかけがえのないものに違いない。