バイオダイナミクス

健全を探しなさい。病気は誰にでも見つけられます。

という言葉は、オステオパシーの創始者ATスティルの有名な一節ですが、バイオダイナミクスでは、病気ではなく健全を見るということをとても大切にしています。

私の両親は福岡に住んでいて、母は呼吸器の難病で24時間酸素を付けています。

父が介護をしているのですが、その父が体調が悪くご飯を食べれないというのでせっせと遠隔ヒーリングをしていました。。。。が、はっと気づくと私は病気を探していました。

弱っていく父をなんとか元気にしようと、胃かな?膵臓かな?いやそれともバイタリティの脾臓か?などと、病変のある個所を必死に探していた自分の間違いにあるとき気づいて(それは稲妻のように降ってきました)それがあることで、やっとその自分のやりかたを止めることができました。

 

病気ではなく、健全を探す。

その人の中の、すでに治療が始まっているところに参加する。

トム(バイオの先生)が何度も繰り返し伝えてくれていることです。

でも私たちは、いつも悪いところや病気を探そうとしてしまいがちです。

バイオダイナミクスは、創始者のジムジェラスが「真のオステオパシーの復活」と呼んだ治療です。

私はバイオに出会ってもう10年くらいになるのだけど、未だに魅力にあふれ、その深遠な世界感は私を魅了し続けています。

何年もその施術をセッションで実践してきていますが、今一つよくわからずつながらなかった点と点が、ここ最近繋がってきて面白い体験を色々しています。

エソテリックヒーリングも「オーラが見えるんですか?」とかよく聞かれますが、始めた当初は何にもわからないし、見えないし、手にも全く何も感じられなかった。

トムがよく「手が知っている」といいますが、その両手の間にあるもの、組織であれ、エネルギーであれ、それを実感を持って感じ、そしてそれが変化していくところまで追えるようになってきたのはわりと最近です。

一旦それが分かり始めると、前よりももっとセッションが楽しく、豊かになってきました。

私たちは、感じていることを常にその思考で曇らせているのだなあというのもよおくわかってきました。

多分子供の頃には自然とできていたことを、私たちは大人になって再び学びなおさなければいけないのかもしれません。

やれやれですが、楽しい学びです。